ビジネスにも恋愛にも効果的な法則の1つに返報性の法則(原理)というものがあります。

 

返報性の法則を一言で表せば、「相手から何かをしてもらったらお返しをしたい」と思う心理のこと。

この法則をうまく使えばビジネスや恋愛を有利に運ぶことができます。

 

では具体的にはどのように使えばいいのか?

今回は返報性の法則の使用例をみていきましょう。

 

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返報性の法則とは

返報性の法則の効果は平均で5倍ともいわれる実験結果があるほど。

それほど、他人から恩を受けた時にお返しをしたいという思う気持ちには強力なものがあります。

 

それはまだコーラが10セントで買える時代の実験。

被験者に対して10セントのコーラを差し出した後に「一番売れた者には報奨金が出るから宝くじを買って欲しい、だからと言って無理にたくさん買う必要はないよ」と柔らかく打診し、1本10セントの宝くじを何本買うか試みました。

 

するとなんと平均して50セントの宝くじを買ったという結果が得られたそうです。

このように、良くしてもらった人に対しては、それ以上のお返しをしたいという心理が人間にはあります。

 

  • デパートで試食をすすめられた後に何も買わないのは悪いので商品を購入する
  • 車を買い替える時にはお世話になっている営業マンから購入する
  • 優しく接してくれる上司のために何としてもいい成績を出したいと思う
  • 自分の顔を覚えていつも挨拶をしてくれるコンビニの店員さんには感じ良く接する

 

あなたにもこんな経験はありませんか?

僕は家電量販店に行って一生懸命商品の説明をしてくれる店員さんがいると、amazonで買ったほうが安いと思いながらもその店員さんから商品を買ってしまいます(だから最近はあまり行かないことにしました)。

 

実は、これらの状況には全て返報性の法則が働いています。

 

 

そして、返報性の法則の強みは人の好き嫌いに関係なく効果を発揮するということ。

例えば、嫌いな人に助けてもらった場合でも、決まりが悪いと感じて何か借りを返そうと思ってしまいます。

 

だからこそ相手に関係なく「先手必勝」で恩を売るのがポイント。

こんな言い方をすると少し感じが悪いですが、自分が先に与えることで大きな見返りを期待することができます。

 

上司と部下の間での使用例

職場で返報性の法則を上手に活用するにはプレゼント作戦が効果的。

プレゼントと言っても高価なものを用意すると警戒されてかえって逆効果になるので、貰う方も負担が少ない栄養ドリンクやお菓子などがおすすめです。

相手が疲れているところを見計らって「頑張りすぎじゃない?」と言って、お菓子でも差し出せば、相手は自分の仕事ぶりを見てくれていたんだと、親近感を持ってくれます。

 

僕も会社で働いている時に、決まって声をかけてくれる上司がいたのですが、「この人は僕のことを気にかけてくれている。」と感じてからは、何とか頑張ってその気持ちに報いたいと思うようになっていました。

今思えば、その人は「人たらし」として有名だったので、このような人心理を上手に利用していたのかもしれません(笑)。

 

あとは褒め上手な上司も返報性の法則をうまく使っている人。

部下を先に褒める(いい評価を与える)ことで、部下はそれに報いることでお返しをしようと頑張ってくれます。

 

このように、返報性の法則を上手に使える上司は部下から信頼されることは間違いありません。

 

ビジネス面での使用例

ビジネス面で返報性の法則を活用する際もポイントは先に与えること。

自分が持っている情報を提供したり、相手が困っていることに対してはできる範囲でアドバイスをしてあげることが重要です。

 

営業マンであれば、たまにはちょっとした差し入れをするのもいいかもしれません。

 

こうして普段から与え続けることを意識すると、相手にとって自分は「いつも良くしてもらっている人」というポジションになります。

この状態になるとかなりの信頼値があるので、自分の提案を受け入れてもらいやすくなります。

 

僕の友達の凄腕営業マン(かなりの売り上げを上げている)は、いつも相手に与えることを意識して信頼を得ることを第一に考えていると言っています。

そうすれば自然と契約に結びつくようになるので、返報性の法則を意識するかしないかが大きな違いになるそうです。

 

返報性の法則の注意点

返報性の法則を上手に使うポイントは、相手に「助けてもらった or 良くしてもらった」という感覚を与えること。

こちらが良いことをしたつもりでも、相手が当たり前のことだと感じていれば効果はありません。

 

また、下心を察知されて、「何か見返りを期待しているのかな?」という感情を持たれてしまっても逆効果です。

あくまでも相手が自然に「良くしてもらった」と感じる状態にしなければいけません。

 

この部分は恋愛に置き換えると分かりやすいと思います。

 

恋愛シーンでの活用例

「〇〇がお前のこと好きだって言ってたよ。」

あなたは友達からそう言われて、急にその人のことが気になりだしたという経験はありませんか?

相手が自分のことを好きだと聞いて自分も好きになった。これは恋愛でも良く聞くパターンですよね?

 

実はこれも返報性の法則に当てはめることができます。

相手の好意を知ると期待を裏切らないように振舞ったり、良く思われようと意識してしまうために自分も相手のことが好きになってしまうということがあります。

 

 

ただ、ここで重要なのは好意だけを受け取っているから自分も気になってしまうということ。

「自分のことを良く思ってくれている」という純粋な気持ちを知ったからこそ、自分もそのイメージを損なわないような態度をとる訳です(その結果自分も意識してしまう)。

 

では、「〇〇がお前のこと好きで、付き合いたいって言ってたよ。」という風に聞いていたらどうでしょうか?

相手が自分の好みのタイプであれば何の問題もないですが、「付き合いたい」という打算を知ってしまうと少し最初とは印象が変わりませんか?

 

この場合だと、相手に興味がなければ好意的に接するどころか、逆に素っ気なく振舞ってしまうこともあるはずです。

何が言いたいかというと、打算や見返りを求めている事が分かると、返報性の法則の効果がいっきになくなるということ。

 

なので、見返りを求める気持ちや下心は絶対に相手に悟られないようにしましょう。