「夢を叶える打ち出の小槌」は「ホリエモン」こと堀江貴文さんが書いた一冊。
この本では、お金ばかり追いかけるのではなく「信用」こそ重要だということが終始書かれています。
なぜなら、信頼があればその信頼が稼ぐ力に直結することが証明されてきているからです。
「信用を貯める」というのは、話題のベストセラーである「メモの魔力」や「革命のファンファーレ」にも書かれていること。
なので、この概念を理解するのはとても重要になります。
特に、
- 今は会社勤めだけど、これから個人で稼いでいきたい人
- 自分を成長させたい人
- ホリエモンの思考を学びたい人
には参考になると思います。
今回は「夢を叶える打ち出の小槌」の内容を簡単に要約して解説します。
「夢を叶える打ち出の小槌」の内容を簡単に
夢を叶える打ち出の小槌は、堀江さんが「信頼」や「成功」、「不安」や「成功」など、22の項目について自分の考えを書いています。
ざっくりと内容を抜粋すると下記のような感じ。
【信用】 信用はとても曖昧なもので、自信さえあればごまかしやハッタリが効く。
【お金】 お金は信用を表す記号なので、お金よりも信用を貯めるべき。
【価値】 「心の中の打ち出の小槌」の存在に気づかないことは自分の可能性や才能を潰しているのと同じ。
【成功】 ショートカットして成功するには「自信」「コミュニケーション能力」「投資」が不可欠。
【不安】 不安に対する一番の解決策は忙しくすること。
例えば自分が現在不安を抱えているとして、「堀江さんならどう考えるのだろう?」というこが分かるので、成功者の価値観や考え方を学びたい人には最適です。
項目はたくさんあるのですが、今回はこの中でも最もキモになる「信用」と「信頼」の部分について詳しく掘り下げてみます。
【要約】これからは「お金」ではなく「信用」の時代
スキルや影響力、信用などのことを「無形固定資産」と呼ぶのですが、これからはお金ではなく「無形固定資産」の時代がやってくると、堀江さんは言っています。
少し変な言い方になりますが、お金にはその金額だけのの価値しかありません。
例えば「60万円が入っている封筒をいくらで買ってくれますか?(いくらの現金と交換してくれますか?)」と聞いても、全員が60万円と答えるはずです
普通に考えると60万円が入っている封筒を70万円で買うという人はいません。
そのため、本業を頑張りながら残業で毎月5万円を追加で稼いで、年間60万円を貯めたとしても、「60万円は、あくまで60万円の価値」しかありません。
これが目に見える価値だけを追っている人が注意しなければいけないポイントです。
では、残業をする時間を投資して、スキルや人脈を広げる時間に使ったとしましょう。
そうすると現金は貯まらないので0円です。
しかし、多くの経験を積んで、スキルを身につければ、その価値はいくらにでも跳ね上がります。
例えば残業をする代わりに、youtubeで動画配信をして多くのファンやスキルを身につけたとしましょう。
すると、企業から商品をPRしてほしいという依頼が来るかもしれないし、youtubeでの発信の仕方を教えてほしいと頼まれることがあるかもしれません。
そうなると、手に入れられることができる金額は60万円どころではなくなります。
さらに、
- チャンネル登録者数〇〇万人
- 企業とのタイアップ実績〇〇件
- twitterのフォロワー数〇〇万人
- 芸能人の〇〇さんとコラボした
という実績が出来てくると、さらに価値が高まっていきます。
これが「無形固定資産」。
ホリエモンの言う「打ち出の小槌」です。
年間60万円を稼ぐための残業時間は、無形固定資産を作る時間に当てた方が良いということ。
自分を高めることでどんどん価値を生み出してお金に変えることができるのに、残業代や貯金などの目に見えるものばかりを追いかけるのはダメだということです。
スキルがあれば、そのスキルで稼ぐことができる。
経験があれば、新しいビジネスのきっかけになり得ます。
信頼があれば、SNSのインフルエンサーのように自分のコンテンツを売ったり、拡散したりすることができます。
言い方を変えると、自分の時間とお金を交換するような仕事をするだけでなく、自分の価値を高めることに力を注ごうということですね。
あなたの日々の行動は「無形固定資産」を作っていますか?
無形固定資産は、作ろうとしてもすぐにできるものではありません。
それこそ、積み上げが必要ですし、タイミングや時代のニーズを掴むことにも左右されます。
だからこそ、日々の行動が「無形固定資産」を作ることに繋がっているのか?を意識しておくことが大切。
今のあなたの行動が、少しでも無形固定資産を作ることに繋がるようにすれば、お金だけに捉われずに稼ぐ力を積み上げることができます。
この本に書いてある重要なポイントをざっくりとまとめるとこんな感じです。
積み上げも大切。でも時にはショートカットも大切。
「コツコツ積み上げる努力をしていけば、必ず結果に繋がります。私もそうやって結果を出してきました」
このようなメッセージをよく見かけますよね。
当然、コツコツ続けていくことによって、経験が身についたり、信用が身につくこともありますので、とても大切な考え方です。
堀江さんはこの考えを「コツコツ教」と呼んでいます。
なぜかというと、現代は「コツコツ」だけが正義では無くなって来ているから。
YouTuberを例にすると、 昨年まで無名だった人が今では数億円を稼ぎ出すトップYouTuberになっていることも実際にあるわけです。
時代の変化に伴って、どこにエネルギーをつぎ込むのかも重要になってくるということですね。
どれだけコツコツ積み上げても、人々の興味関心がそこになければ結果が伴ってきません。
自分が活動することばかりに目を向けるのではなく、変化やトレンドを掴む力が必要です。
ということで、コツコツ積み上げる思考も大切ですが、それだけが全てではないということは理解しておく必要があります。
時には「ショートカットする」ということも視野に入れておくべきでしょう。
堀江さんの価値観はこの本を読めばOK
堀江さんはこれまでにたくさんの本を出版されていますが、基本的にはほとんどの本が「夢を叶える打ち出の小槌」に書かれている内容と同じです。
それはこの本が物事の本質的なことについて書かれているから。
本質というのはノウハウのように時代とともに簡単に変わるものではありません。
なので堀江さんの考えを知りたいのであれば、まずは「夢を叶える打ち出の小槌」を読んでみるのがおすすめです。