他人の画像や文章は使ってはダメ?著作権と「引用」ルールを理解しよう!

パソコンで発表資料を作成したりブログやSNSのネタをさがしたりしていると、

・この文章いいね、使いたいな。

・おっ、この画像を使えば分かりやすくなるぞ。

と思いながらも、

でも確か著作権ってあったな…どうすればいいんだろう…。

著作権違反で訴えられたりしないかな…。

と頭を悩ませてしまうことってありますよね?

今回は「著作権」や画像や文章を「引用」する際のルールについて分かりやすく解説します。

著作権って何?ネット上の画像や文章は勝手に使用してもいいの?

まず結論からお伝えすると、他人の画像や文章は勝手に使ってはいけません。

使用する場合は作った人の許可が必要です。

ただ、色々な人に許可を取るのは大変ですよね?

そこで「引用」というルールに従えば、他人の著作物の一部を利用することができます。

なので、ルールを守った「引用」なら許可をとらなくても大丈夫です。

では引用にはどんなルールがあるのでしょうか?

そもそも著作権とは?

著作権を一言で表現するれば、「自分がつくったものを、勝手に使われないように守ってくれる権利」です。

考えて作った画像や文章、音楽、映像など(著作物)が勝手に使われてしまうと、作った人(著作者)は嫌ですよね?

著作権は、写真を撮ったり文章を書いたりした人が持っている、この当たり前の権利を守るためにあります。

私的複製以外で他人の著作物を好き勝手に使うのは違法!

もし著作権を無視して私的複製の範囲を超えて好き勝手使うと、最悪の場合、以下のどちらかもしくは両方が科せられます。

  • 10年以下の懲役
  • 1,000万円以下の罰金

ちなみにこれは個人の場合で、法人の場合は3億円以下の罰金です。
(著作権法第119条)

私的複製というのは写真をコピーして自分の部屋に貼ったり、文章をコピーして自分のメモ帳に貼り付けておくといった感じの事です。

意外と見落としがちですが、ネット上に投稿したりSNSに掲載したりするのは私的複製の範囲を超えるので注意してください。

では、他人の著作物を使いたいときはどうすればいいのでしょうか?

答えはシンプル!

ずばり「作った人(著作者)」に「使ってもよいか」を聞き許可を得ることです。

・・・毎回?必ず?全てに対して?

たしかに、なかなか難しいですよね。

そこで「引用」の出番です。

正しく「引用」すれば大丈夫

「引用」であれば、著作者への確認は不要です。

ただし「引用」のルールが守られていることが前提です。

なので、引用のルールをしっかりと覚えておきましょう。

引用の基本ルール(文章の引用例)

まず下記は、文化庁のサイトから「引用」したものです。

この条文に従って引用すれば、問題ありません。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること

(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること

(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること

(4)出所の明示がなされていること

出典:文化庁|著作物が自由に使える場合

といっても直ぐには理解できませんよね?

ここからは(1)~(4)をもっと簡単に解説します。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること

「その文章や画像を使わないと、説明ができない」や「その文章や画像を使えば、明らかに分かりやすくなる」といった場合なら引用してもOKということです。

(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること

具体例として、先ほどの「文化庁|著作物が自由に使える場合」の引用では上下にカッコを記しました。

明らかに他の文章と区別されているので、引用部分が明確になっています。

(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること

簡単に表現すると「自分が書いた文章の方が、引用した文章よりも圧倒的に多い」ならOKということです。

(4)出所の明示がなされていること

先ほどの「文化庁|著作物が自由に使える場合」の引用の通り、最後に出所(出典)をきちんと示すことが必要です。

著作物の題名、著作者名、ページ、ネットからの場合は参照元へのリンクを貼るようにしましょう。

画像を引用する場合のルールと表記方法

文章と同じくらい「引用」したい場面の多い「画像」の引用方法を解説します。

画像の引用についても基本は同じです。以下に具体例で示します。

※ちなみに下記画像は筆者が撮影したものです

引用符までつけるケースは少ないですが、使用している画像が引用したものであることが分かるようにしっかりと見てわかる状態にしておきましょう。

引用した画像の下にサイト名やページタイトルを表記し、そのページへのリンクを貼っておけば大丈夫です。

重要なことは他人の著作物を自分の著作物のように勘違いさせてしまわないこと。

ちゃんと引用した画像(写真)だということが分かるようにしておきましょう。

もし、もっと手軽に画像を使いたい場合は、無料のイラスト素材からダウンロードして使用するのがおすすめです。

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ネット上は、様々な文章や画像、音楽、映像など魅力的な「著作物」であふれています。

それぞれに「著作者」がいて、自分の作り出したものを大切に思っているはずです。

その気持ちに敬意をはらうためにも「著作権」についてしっかり意識し、「引用」する場合は、きちんとルールを守りましょう。

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この記事を書いた人

たかゆき

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