「上手なプロフィールや応募文の作り方が分からない…」
あなたはこんな悩みを持っていませんか?
僕はこれまでのクラウドワークスで沢山のライターの方にお仕事を依頼してきたのですが、最近気が付いたことがあります。
それはお仕事に応募してくれるライターさんのレベルが上がっているということ。
リモートワークが始まったことで、一般的にエリートと呼ばれるような、大手企業で働いている方たちがどんどん応募してきてくれるようになりました。
もちろん、そんな方たちなのでプロフィールや応募文もしっかり作り込んであります。
そのため、数年前までは当たり前だった、プロフィール画像などがない副業感覚のライターさんは仕事を受注するのが難しくなっていると思います。
おそらく「最近、仕事が受注できなくなってきた…。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、クラウドワークスで記事執筆の仕事を発注している依頼主の立場から見た、興味を引くプロフィールや、思わず仕事を任せてしまう上手な応募文の書き方をお伝えします。
実際にクラウドワークスを利用してるライターさんにプロフィールや応募文のテンプレートなども用意してもらったので、ぜひクラウドワークスでの仕事獲得の参考にして下さい。
プロフィールの設定法定
まずはクラウドワークスのプロフィール編集の各種設定項目について注意点などをまとめました。
それぞれ確認しながら各項目を設定してみてください!
本名じゃなきゃだめ?偽名(ペンネーム)を使う際の注意点
まず最初に必要になるの設定は表示用の名前です。
本名は非公開の情報ですが、それとは別に表示用(公開用)の名前を設定することができます。
本名を公開しても良い方は表示用の名前も本名にした方が信頼度は高いです。
しかし、副業ワーカーやスキマ時間を利用してお小遣い稼ぎをしている方々のほとんどは偽名(ペンネーム)を利用しています。
本名を使わなければならないわけでは無いので安心してください。
ただ、ペンネームを使う際もなるべく本名のような名前にしましょう。
例えば以下の名前を使っているユーザがいるとしたらどれが最も安心感があるでしょうか?
- ユーザ名① xxuser00
- ユーザ名② だいちゃん
- ユーザ名③ 望月大助
お仕事を任せる上では本名のように見えるユーザ名③が最も安心しますよね。
暗号のような名前で素性を隠すより、本名のような偽名を使う方が人間味があります。
発注者からすると、表示用の名前での印象が大きく変わることがあるので気を付けてください。
ユーザ名②のようなあだ名的な名前は使ってはいけないわけではありませんが、特に実績や経験のないうちは堅実にプロフィール名を考えるのが得策です。
ユーザ名①のような暗号のような名前はあまりおすすめしません。
プロフィール写真の作り方(顔出し不要)
続いてプロフィール写真をアップロードしましょう。
この時、できれば顔がわかる写真を使うことが理想的です。
名前を本名にするのと同じで、なるべく身元を明かすほうが信頼は獲得しやすいです。
ただ、クラウドソーシングが未経験の方や、副業ワーカーの多くは顔写真を使うことに抵抗があると思います。
そんな時は顔出しをしなくても大丈夫。
実際に顔出ししなくてもお仕事は充分獲得できます。
この記事の執筆に協力して頂いているライターさんも顔出しはしていませんが、お仕事を受注できています。
ここでは顔出しNGの方に向けてプロフィール写真の作り方を紹介するので参考にしてください。
顔を出さず、後ろ姿や作業中の写真を取る
こちらはスマホのカメラでもできる最も手っ取り早くコストもかからない方法です。
作業中の手元や作業環境がわかるように撮るのがコツです。
PC画面などが写る際は画面上に個人情報が写りこまないよう注意してください。
ただし手っ取り早くできるものだからこそクオリティが低くなりがちです。
アプリで色調加工などを施し、明るくしたりモノトーンで落ち着いた雰囲気を出したり工夫しましょう。作業中の姿は誰かに撮ってもらう方が良いです
ブレてしまっている写真や、あまりに画質の低いものは避けましょう。
似顔絵やイラストをクラウドソーシングサイトで発注する
プロフィール画像を似顔絵やオリジナルのキャラクターなどのイラストにするパターンです。
アニメのキャラクターなどの無断使用は著作権侵害にあたるので絶対にやめましょう。
クライアント側からも著作権に関するリテラシーが無いと判断されます。
フリー素材サイトの絵を使うのもダメではありませんが、オリジナルの画像を用意することで自分のブランディングにもなります。
絵に自信がある方は外注しなくても自分で作ってしまって問題ありません。
そうでなければ外注するのが最も手っ取り早いです。
おすすめはココナラというソーシングサイトです。
多くのイラストレーターが活動しており、発注側に向けて条件をわかりやすく提示しているため気軽に相談できます。
人気のあるイラストレーターは星の数や受注実績で一目でわかり、作品例も確認できるため、発注しやすいです。
また、クラウドワークスで発注をかけるのも方法の1つ。
発注側の目線に立って様々なワーカーのプロフィールを見るのも勉強になります。
【注意】
プロフィール写真はなるべく固定しましょう。プロフィール写真を頻繁に変えることはおすすめめしません。頻繁に変えてしまうとクライアントの印象にも残りづらくなります。
公開される情報と非公開の情報
クラウドワークスで公開される情報と非公開の情報は下記の図の赤枠部分に表示されていますので、必ず確認するようにしましょう。
住んでいる都道府県は表示するか非表示にするか選択式になっているので、公開したくない場合は忘れずにチェックを外れているか確認してください。
ワーカー情報編集はどこまで必要?
結論、必須項目だけで問題ありません。任意の項目は必要に応じて埋めていきましょう。
実績ができてきたらTwitterなどで活動のアピールをしていくのも良いです。
フォロワーが多ければTwitter運用の実績にもなるため、Twitterアカウントを公開するメリットがあります。
GitHubはエンジニア向けのサービスになります。
ここでは割愛しますが、ライターとしての活動を中心にされる場合はひとまず無視して大丈夫です。
一方、参考情報の出身大学や専門学校情報の開示は専門性のアピールにもなりますので、問題ない方は積極的に登録しておきましょう。
ポートフォリオの登録、実績が無い場合どうする?
ポートフォリオに掲載するのは基本的に実際にお仕事で引き受けた案件の作品です。
ポートフォリオの登録画面には過去に制作した記事などのURLを乗せる欄や、それがどのようなプロジェクトで携わった仕事だったのか詳細を記入する欄があります。
もちろん、こちらを埋められればワーカーとしての信頼度は各段に上がり、スカウトのお仕事も受けやすくなります。
しかし、これからクラウドワークスを始める未経験の主婦や学生、副業ワーカーは埋められないことの方が多いでしょう。
ただ、心配する必要はありません。
ライターを目指す方は自分でブログを開設してプロフィールや応募文に記事のURLを乗せてもいいですし、ワードなどで作成した記事のpdfなどをお仕事の応募文に添付するだけでも充分アピールになります。
つまり、はじめからポートフォリオを登録しなければならないわけではありません。
ポートフォリオを登録していなくても案件を日々よく眺め、お仕事を積極的に引き受ける姿勢が大切です。
初心者用の案件も多く存在しています。
最初は単価が低いかもしれませんが、報酬0円で作品を作って悩み続けるより、安い単価でも実際にお仕事として記事を作成し、それをポートフォリオとしてしまう方が得策です。
ただし、クライアントによって記事を実績として提示するのがNGな場合がありますので、必ずクライアントに確認してください。
ライターの自己PRの書き方、コツについて
特にライターを目指す方にとって腕の見せ所でもあるのが自己PRの作成です。
自己PRのまとめ方一つでも記事を書ける人か書けない人か、わかる人にはわかってしまいます。
裏を返せば、自己PRがうまくまとめられていれば、特にライターを目指す方にとって絶好のアピールポイントになります。
自己PR欄は丁寧に埋めていきましょう。
書き方のコツや留意すべきポイント
プロフィールの作成にはある程度コツがあります。最低限意識した方が良いポイントを以下まとめています。ぜひ参考にしてみてください。
自信のない表現は避ける
とても大切なことですが、やたらと謙遜しないということです。
「できない」という否定的で自信のない表現は避けましょう。
発注側としては任せて大丈夫か不安になってしまいます。
できないことはあえて書く必要はないですし、書くのであれば、「学習している」などととポジティブに表現することが大切です。
読みやすい構成を意識
ライターは文章を読みやすく、読者のニーズに適切に応える記事を書くお仕事です。
その点を意識して構成はしっかりと考えるべきです。
例えば見出しを作って書いたり、箇条書きなどを利用して情報をわかりやすく体系的にまとめたりなど、意識的に行いましょう。
主婦や学生、実績のない未経験者は何を書く?
特に多くの未経験クラウドワーカーが悩むのが実績やアピールポイントが無いという問題点でしょう。
筆者自身、最初は特に書くことができる実績が無く、何を書けばよいかわからず悩んでいました。
しかし、ライターという職種の性質上、実はアピールポイントは誰にでもあります。
趣味や少しの得意分野が武器になる
ライターは得意や趣味を仕事にしやすいジャンルです。
例えばデザイナーやプログラマーにとって趣味の情報はさほど有意義ではありません。
しかし、ライターは興味関心のあることをアピールすればするほど仕事に結びつきやすくなります。
実際に発注されている案件を見てみてください。
「~に興味のある方、~に詳しい方は優遇します。」というような表記をたくさんみます。
このような書き方からも少しの興味関心や経験が武器になるのはライターの強みといえます。
①主婦の場合
主婦の方であれば、普段から家事をしていることや、長い時間家にいることも強みになります。
例えば家事の一環として毎日料理をしている主婦は多いと思います。
そういう方は献立のアイデアや時短レシピのアイデアを提示できることなどを強みにしましょう。
家事は得意ではないけど、自宅にいる時間が長く、よくテレビを見る方であれば、人よりテレビに詳しい、昼ドラは良く知っているということもあるでしょう。もちろんそれも強みになります。
②学生の場合
学生であれば、今打ち込んでいる学習・研究分野はそのまま武器になります。
特に大学生で専門的な研究分野を持っていれば強力な武器になるので、積極的にアピールしましょう。
その他、サークルや部活動、恋愛、美容の体験などもアピールしやすいです。
③副業ワーカーの場合
本業での経験は大きなアドバンテージです。
どんな業界でも、その業界の内部の人間でなければ経験しえないことがたくさんあります。
読者はそういった経験を読みたいのです。また、資格をお持ちであれば資格に関する記事の単価は高いものが多いので、どんどんアピールしましょう。
【ポイント】
いずれも人と比べるのでは無く、自分自身の興味関心を自信をもって記入していきましょう。
自己PRのテンプレート
ここまで自己PRの作成におけるコツなどを記載しましたが、以下に筆者の考えるプロフィールの見本を記載します。是非コピーなどして活用してみてください。
必要だと思う部分を残しつつ、ご自身の強みを足していくようにしてください。
【自己紹介】
この度はプロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。
Webライターとして活動している〇〇〇〇と申します。
*こちらには上記以外にあなたの現在の本業や出身学部情報など簡単に自己紹介をご記入ください。例えば、「本業はIT企業に従事しており、アプリケーション開発に携わっています。アプリケーションやデータベースの扱いに関して専門性を有しています。」など。
【記事執筆にあたって】
読者にとってわかりやすく親しみやすい文章構成を常に心がけております。タイトルや見出しの設定はSEOを意識したキーワード選定を行いつつ、ユーザーファーストな構成案を提示します。Webライティングの業務は全般的にお任せください。
業務上、修正事項があれば迅速に対応いたします。
万一至らない点があれば都度改善いたしますので、ご教示いただきたく存じます。
【経験・資格、得意ジャンル等】
*こちらはご自由にあなたの言葉で埋めてみてください。持っている資格はなんでも書いてみましょう。英検、漢検、Toeic、簿記、MOSなど浮かぶものがあればなんでもアピールしましょう。趣味や少しでも得意なことも積極的に書いてください。
【連絡手段】
・Chatwork
・Zoom
・Skype
・LINE
・メール
その他ご指定があれば導入いたします。
音声通話やビデオ通話による打ち合わせなど、連絡手段は柔軟に対応可能です。
ご連絡をいただいた際には確認次第迅速にお返事いたします。
【主な納品形式】
・WordPress(直接入稿)
・Word(.docx)
・Google ドキュメント
・テキストファイル(.txt)
以上、最後までご覧いただきありがとうございます。
ライティングのお仕事のご依頼はいつでもお待ちしています。
お気軽にお声がけください。
その他の登録事項
以下の項目は登録必須というわけではありません。
ただ、登録しておいた方が仕事を受注しやすくなるので参考にしてください。
本人確認書類提出
必ず登録しなければいけないわけではありませんが、基本的にクラウドワーカーの多くは本人確認を済ませています。
本人確認をすることでクラウドワークスから身元確認済の認定を与えられますので、アカウントの信頼に繋がります。
本人確認に必要な書類は下記のいずれかひとつです。
- パスポート(おもて・うら)
- 運転免許証(おもて・うら)
- 健康保険証(おもて・うら)+住民票
- 住民基本台帳カード(おもて・うら)*顔写真つきに限る
- 特別永住者証明書(おもて・うら)
いずれも有効期限に気をつけましょう。
有効期限が切れているものは認められません。健康保険証を提示する場合は住民票も必要になります。
その場合、住民票は発行から6ヵ月以内のものに限られますので気を付けてください。
秘密保持契約
NDA(Non Disclosure Agreement : 秘密保持契約)というものがあります。
お仕事をする上で発注者と新しい製品の情報や機密事項などのあらゆる情報を共有することになります。
そういった情報を第三者に漏らさないことを約束する契約です。
違反すれば損害賠償などワーカー自身が責任を負うことを明確にします。
注意点としては、NDAを締結する際には本名など個人情報がふくまれますので、匿名性を保ちたい場合や、契約することに抵抗がある場合は無理に契約する必要はありません。
最初からNDAを締結していなくても受けられる仕事はあります。
とはいえ、お仕事をする上での最低限の約束ごとが守れれば問題ないので、NDAを結ぶことを過度に怖がる必要はありません。
そもそもお仕事によってはNDAを結んでいないと受けられないものもあります。
しかし、あくまでご自身の状況をよく考えて現時点でNDAの締結をする必要があるか否か判断してください。
仕事をする上で情報漏洩をしないことは当然のことです。
NDAを締結していようが締結していなかろうが、機密情報や開示前の情報を漏洩することは絶対にしてはいけません。
秘密を守る、クライアント(発注者)からの注意事項をよく確認するという当たり前のことを怠らず、任せられたお仕事をしっかりとこなしましょう。
仕事に応募する際の応募文のテンプレート
最後に仕事に応募する際の応募文のテンプレートを紹介します。
発注者が思わず仕事をお願いしたいと思う応募文は、熱意と自信と依頼したい仕事への適性が感じられるものです。
このテンプレートを参考にして、自分だけの応募文を作り上げてください。
【応募文テンプレート】
初めまして、●●●と申します。
今回の募集内容を拝見して、自身の経験から必ずお役に立てると思ってご連絡させて頂きました。
過去に●●●の仕事をしていたため、今回のテーマである●●●に関しての知識があります。
また、普段から難しい内容を文章で分かりやすく説明することを心がけているため、読む方に共感し、納得してもらえる文章を執筆することができると思います。
今回のお仕事をお任せいただければ、ご納得いただける記事が書けると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
▼経歴や実績はこちらです▼
これまでに作成した記事、現在、運営しているブログなどは下記になります。
●●●
【このような対応が可能です】
- 記事の構成
- WordPressへの直接投稿
- フリー画像を使ったアイキャッチ画像の選定
- 画像の挿入(画像サイズをご指定ください)
- 表の作成
- 図解の作成
- スクリーンショットを使った作業の解説
- 信頼できる参考文献のピックアップ
【作業可能時間】
週に●時間の作業が可能です。
【現在使用しているツール】
- Chatwork
- Slack
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- LINE
- Skype
- Zoom
- Google Meet
ご希望があれば上記以外のツールも導入しますのでお申し付けください。
迅速な対応を心がけておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
発注者の多くはプロフィールをちゃんと確認しています。
お仕事を任せるわけですから、当然といえます。
特にクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトでは発注者と受注者が顔を合わせる機会がないため、お仕事を任せる上でプロフィールは非常に重要な判断材料になります。
今回紹介した点を意識して、丁寧にプロフィールや応募文を作成することを心がけてください。
プロフィールひとつでお仕事の受注できる確率がまったく違ってきます。
また、プロフィール作成自体があなた自身の力量を証明する一つの手段になります。
特にライターを目指すのであれば、構成をしっかりと意識して納得のいくプロフィールを仕上げてみてください。
そのあとはひたすら案件に応募していくのみです。力みすぎる必要はありませんが、必ず努力は相手に伝わりますので、ぜひトライしてみてください!
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