突然ですが、あなたはテレビを見る時間は1日にどのくらいありますか?
集中して見るのはドラマや好きなバラエティ番組だけで2~3時間という人もいるかと思います。
しかし、中には家に帰ったら取りあえずテレビをつけて、何となくそのままテレビを見続けるという人も多いのではないでしょうか?
こういった人は、テレビがBGMのような役割になっていて、テレビから何か音が出ていないと落ち着かないという状態になっているハズです。
家に帰ったら常にテレビが付いてないと落ち着かない…
という人は要注意。
テレビ依存症になっている可能性が高いです。
僕もテレビ依存症だったのですが、10年以上前に思い切ってテレビを捨ててから人生がいい方向に大きく変わりました。
ハッキリ言って、テレビなんてなくても何も困らないどころか、テレビがないと自分の時間を有意義に使うことができます。
今回はテレビ中毒だった僕が、テレビのデメリットを解説するので参考にしてください。
テレビ依存症が危険な2つの理由
ハッキリ言って、昔の僕は完全にテレビ依存症でした。
仕事から帰って最初にするのはテレビをつけること。
ご飯を食べる時もテレビを見ながらで、色々なチャンネルを徘徊しながら眠りにつくまでずっとテレビを視聴していました。
休みの日もテレビ漬けで、これといった目的もなく、放送される番組をぼ~っと見ている生活でした。
昔の生活を振り返って改めて思います。
テレビ依存症は本当に危険なことで、治すに越したことはない。
これが心から思っている事です。
テレビ依存症が危険だと思う理由は2つ。
「ネガティブな情報のシャワー」と「貴重な時間の浪費」です。
テレビ依存症を治すと、今までいかに時間を浪費していたかが良く分かります。
そして、時間を浪費しているのと共に、無意識のうちに情報を脳に取り込んでいる事が本当に危険だという事が分かります。
あなたの脳はネガティブな情報をインプットし続けている
目的もなくテレビをつけてぼ~っと見ているというのは、受け身の態勢。
テレビから発信される情報が無意識にどんどん脳にインプットされています。
では、テレビから発信されている情報って何でしょうか?
- 世の中の不況
- 誰かの批判
- 有名人のあら探し
- スキャンダル
- トラブルや謝罪
- 事件
といったネガティブな内容ばかり。
今の日本では悪い事しか起こっていないのかと言いたくなるようなものばかりです。
こんな情報が毎日脳にインプットされていると考えてみてください。
あなたの頭の中はどうでもいい情報で満たされていませんか?
人間の思考は入ってくる情報に影響を受け、その情報に引っ張られます。
これは常に不平不満やネガティブな内容が飛び交うグループの中に属しているのと同じこと。
そんな環境に身を置けばどういったモノの考え方になるかは想像できますよね?
常にテレビをつけっぱなしという人は、こういったネガティブな情報を浴び続けているという事に気付かないといけません。
テレビばかりを見ていると、世の中は悪い人や不幸な出来事ばかりだと思うかもしれません。
ただ、それ以上に良い出来事や幸せなニュースもあります。
実はメディアが報じているほど世の中は悪い事ばかりじゃないんです。
それが、僕がテレビ依存症を克服してから気づいたことです。
テレビに奪われている時間は超膨大
テレビ依存症に最も効果的な方法、それは思い切ってテレビを捨てることです(笑)
かなりの荒療治ですが、テレビが見れないので依存も何もありません。
僕は数年前にテレビを捨ててから、テレビが自分の成長をどれだけ阻害していたのかという事を痛感しました。
テレビがなくなると、思っている以上に時間が過ぎるのが遅く感じます。
仕事から帰って、気が付けば0時を過ぎていることが多かったのに、ふと時計を見るとまだ22時前だったりするんです。
だから、自分の時間が増えたような気になります。
そうすると何をするようになるか?
僕の場合は、時間を埋めるために本を読むようになりました。
そして、この時間が本当に自分を成長させてくれる時間となりました。
ハッキリ言って、本を読んで得られる知識や気づきは、テレビから得られるものとは比べ物にならないくらい有益なものです。
せっかく時間ができてもゲームをしたり、ゴシップ誌のような本ばかり読んでいては意味がないですよw
本屋さんに行ってみると、興味のあるタイトルが山積み。
恥ずかしながら、今までビジネス書なんて読んだことなかったのですが、実際に読んでみると役に立つことのオンパレードです。
この時、今まで自分がどれだけ無駄な時間を過ごしていたのかを痛感しました。
本にはテレビを見ていてえられる情報とは比べ物にならないくらい役に立つことが書いてあります。
極端にいうと、昔の僕のように本を全く読まないという人は、本を読むだけで一気に世界観が広がるはずです。
なので、僕はテレビを見る時間を意識して減らし、時間があれば本屋(大型書店)に出かけてみることをおすすめします。
そうすれば、いっきに人生が変わり始めます。
テレビを見なくなると入ってくる情報の質が上がる
本屋さんには、きっと自分の求めている内容の本があります。
ふと目に留まったり、興味を引かれる本があれば迷わず購入してみましょう。
本代を節約したかったら図書館に行ってみるのもおすすめです。
あなたが何かしらの本を選んだということは、その事柄に興味があるということです。
テレビから流れてくる情報を惰性で受け取っているのではなく、自分で選んだ自分の興味のある事だということです。
自分の意志で選んだ本ならば、必ずそこに得られる気づきがあります。
本当に質のいい情報が入ってくると、自分の考え方が変わってくることに気づくはずです。
私はテレビを捨てた事が自分の人生を変える大きなきっかけになりました。
それだけ私にとってテレビとは無駄なものでした。
このブログを見ている方に『テレビを捨てましょう』とは言いません。
ただ、テレビを見る時間を意識して減らしたり、BGMがわりにテレビをつけておくクセは無くしてほしいと思っています。
そうすれば驚くほど自分の時間が増え、入ってくる情報が変化してきます。
入ってくる情報が変わればあなたの意識が変わります。
そして、
意識が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
という名言があるように、あなたの人生が変わっていきます。
もしあなたが、
最近、何か楽しいと思うことがないな…。
世の中ネガティブなニュースばかりだな…。
と思っているのなら、少しテレビから離れてみてください。
そうすると、きっと新しい楽しみが見つかるハズです。
テレビでは本当のことは放送できない
テレビで流されている情報は、広告主に都合が良いように操作されていることがあることも覚えておいてください。
テレビ局はスポンサー(CMを流している会社)からお金をもらっているので、スポンサーが不利になる情報は流せません。
つまり、スポンサーに有利になるような情報を流すという側面があります。
そして僕たちは、知らず知らずのうちにマスコミによって作られた価値観を刷り込まれている部分もあります。
(テレビだけではありませんが…)
いくつか例を挙げてみましょう。
- 結婚式は仲間を呼んでチャペルでお祝いしよう。
- 清潔にするために毎日髪を洗おう。
- 女性は化粧をして外見を美しくしよう。
- ビジネスマンなら時計にこだわりないさい。
- 優秀な営業マンになるには良い靴を履きなさい。
- ある程度の年齢になったら一流ブランドを身につけなさい。
- 男性も化粧水や乳液を使って肌のケアをしよう。
- 子供の将来のために学資保険に入っておくべきだ。
こんな話を聞いたことはありませんか?
これら全てが間違っているとは言いません。
ただ、こうした考え方が広まった背景には、広告主(業界)の思惑があるということも覚えておきましょう。
こういったことは企業が広めた価値観であって、絶対的な正解という訳ではありません。
先ほど挙げた価値観が広がると、それぞれに得をする業界があります。
- チャペルでお祝い→結婚式場などのウエディング業界。
- 毎日髪を洗う→シャンプーや石鹸を作っている会社。
- 女性は化粧をするもの→化粧品業界。
- 時計にこだわる→時計業界。
- 営業マンは靴にこだわれ→靴業界。
- ブランドを身につけなさい→一流ブランド。
- 子供の学資保険→保険業界
こんな感じで色々な業界の賢い人たちが、それをするのが当たり前のような流れを作り出して、僕たちの購買意欲を煽っています。
これは別に悪いことではありません。
商品を作って買ってもらうことで社会は動いています。
ただ、こうした思惑があることを知らずに、煽られるだけ煽られて、必要のないものまで必要と思い込んで買ってしまってはダメです。
なので、テレビの情報に惑わされず、自分にとって本当に必要なものかどうかをしっかりと見極めるようにしましょう。
本当に毎日髪を洗う必要はあるの?
先ほどの項目の中で、「清潔にするために毎日髪を洗おう。」というものがありました。
「毎日髪を洗うのは必当たり前でしょ?」と思ったかもしれないから、これについて面白い資料を見ていきましょう。
下記のTwitterは花王という会社の昔の広告をまとめたものです。
お金無くてシャンプー買えないから、シャンプーをしない事にした🤦♀️ ただ、シャンプーを毎日する習慣は花王の広告による事だと。月二回 1932年 → 週一回1935年 → 五日に一回1965年 → 毎日1983年 👍 つまり、シャンプーをしない事は合理的な選択だった🙆 pic.twitter.com/DHzxfyjaLT
— まーぬん😅 💸 (@manuohaw) August 13, 2018
- 1932年(昭和7年)月に2回の洗髪
- 1935年(昭和10年)週に1度の洗髪
- 1965年(昭和40年)5日に1度の洗髪
- 1983年(昭和58年)毎日洗う
という風に、どんどん髪を洗う回数が増えてきていることが分かりますよね。
企業がシャンプーをたくさん使ってもらうために、どんどん新しい価値観を作っている訳です。
もちろん、時代的な背景もあるから全てがそうだとは言えません。
整髪料を使うようになった現代は毎日髪を洗った方が良いと思います。
ただ、髪の専門家である友達の理容師さんに話を聞くと、
「最近の安価なシャンプーは洗浄力が強すぎるので、すればするほど必要な油分までとってしまっている。」
「シャンプーをしすぎて逆に髪を痛めてしまっている人が多いんだよ。」
とのことでした。
洗浄力の高いシャンプーで毎日髪を洗うと、それがフケの原因になる事があるそうです。
こんなことは化粧品会社がスポンサーについているテレビでは放送できませんよね?
何が言いたいかというと、みんなが常識だと思っていることが正しいとは限らないという事。
それはテレビが作り出したスポンサーのための価値観なのかもしれないということです。
繰り返しになりますが、テレビはスポンサーが不利になるような情報は絶対に流しません(というか流せない)。
だから情報を鵜呑みにしてしまうのはNGです。
正しいテレビとの付き合い方
テレビが本当に大切なことを教えてくれるとは限りません。
僕が思うに、大手企業が販売している食べ物の中には、本当は体に悪い添加物を使っているモノも沢山あります。
だから、情報を鵜呑みにするのではなく、僕たち消費者も賢くならないといけません。
特に子供は純粋なので「テレビの評論家が言っている事=正しい」と判断してしまいがちです。
なので、自分で考えて判断することを教えないと、良いように搾取されるだけで終わってしまいます。
最近では、「男性もお風呂上がりに化粧水や乳液を使った方が良い」ということが言われてきました。
確かにその通りなのかもしれないですが、これは業界が女性だけでなく、男性も化粧品市場に取り込もうとして作り出した新しい価値観です。
こんな感じで、世の中には企業が商品を売るために作り出した常識のようなものが沢山あります。
だから情報を鵜呑みにするのではなく、しっかりと情報収集をして自分の頭で考えるということをしていきましょう。
そのためには、ある程度テレビから離れることも必要だと思っています。
テレビがなくても生活には何の影響もない
僕はテレビを捨てたことで、本当に自分の人生が変わったと思っています。
あなたもこの記事をここまで読んでくれているという事は、何となくでも、テレビに依存する事の危険性を理解しているのだと思います。
自分がテレビに依存しているなと感じたら、今回お伝えしたテレビに依存することによるデメリットをもう一度考えてみてください。
心の底からテレビに依存することの危険性を意識することで、自然とテレビを見る時間も減ってくるはずです。
現在はテレビを家に置かなくなって10年以上たちますが、テレビがなくて不便だと思ったことは一度もありません。
仕事や生活をする上で困ることもありません。
本当に必要なことはネットで検索すれば手に入ります。
僕は思い切ってテレビを捨ててしまいましたが、テレビのアンテナケーブルを抜いておくなど、すぐにテレビを見られない状況にしておくだけでもいいんです。
テレビを見なくなれば自分の自由になる時間が増えるので、その時間を趣味や自分の好きなことに費やしてください。
そうすれば、あなたの人生は今以上に楽しくなるハズです。