僕が今までに読んだ本の中で、1番目からウロコが落ちたのがこの本、「異性の心を上手に透視する方法」です。
「異性の心を上手に透視する方法」では、人間を大きく3つのタイプに分けて分析し、相手のことを根本から理解する手段を解説してくれます。
もちろん、一人ひとり個性もあり、価値観も違うのですべて当てはまるわけではありませんが、相手がどんなタイプなのかを理解できれば自分の対応を見直すことができます。
そして何より、自分の恋愛タイプがしれたことは本当に大きいです。
この本に書いてあることを参考にすると、「あの人は〇〇型だから、今こういう行動を取っているんだな・・」というのが分かるので、人間関係に悩むことが少なくなります。
正直、恋愛が上手にできる人(安定型)には、この本の内容はあまり響かないかもしれません。
ただ、
- いつも恋愛が上手くいかなくて苦労している。
- なぜか相手と親しくなると距離を置きたくなる。
- 相手の態度に振り回されることが多い。
- ダメな人ばかり好きになってしまう。
- 相手の欠点ばりを探してしまう。
という人には、本んっ〜〜当におすすめです。
今回は「異性の心を上手に透視する方法」の感想と内容の要約を紹介するので参考にしてください。
「異性の心を上手に透視する方法」ってどんな内容かを要約!
「異性の心を上手に透視する方法」の内容を一言で表すと、自分の恋愛タイプが分かる本です。
この本では人が異性に対してとる行動を
- 安定型(S型)
- 不安定型(N型)
- 回避型(V型)
の3種類に分類しています。
そしてそれぞれのタイプの特徴と、好きになってはいけない組み合わせ、失敗するパターンなどが詳しく解説してあります。
簡単にいうと、それぞれのタイプは恋愛相手との親密度(距離感)が違います。
- 適度な距離を保てる安定型
- 常に一緒にいたい、一緒にいることが苦にならない不安定型
- 好きな相手とも一定の距離を置きたい回避型
基本的にカップルのすれ違いは、この距離感の違いから生まれます。
特に「不安型」と「回避型」の人は、「まさに自分のことが書いてあるじゃん!!」っという感じで、かなり心をエグられます(笑)。
ただ、それと同時に今後どうすればいいかというアドバイスもあるので、自分の恋愛の失敗パターンが分かり、同じ失敗を繰り返さないようになります。
「異性の心を上手に透視する方法」タイトルで、少し怪しい感じもしますが、内容はしっかりした検証に基づいて書かれている良書です。
アタッチメント行動とは?
アタッチメント行動とは、「愛情の対象を自分に引き寄せるための行動」とされています。
要するに、気になる異性や大切な人に対して、どんな行動で気を引こうとするのか?ということですね。
意識していなくても、気になる異性や大切な人に対しては「よく思われたい」と思いますよね。
「よく思われたい」から前向きにアプローチする人もいれば、「今より嫌われたくない」からあえて距離を置く人もいます。
アプローチする人も、さりげなく気を引こうとする場合や、好意丸出しで攻めのアプローチをする場合など、やり方は色々あります。
このような「アタッチメント行動」を3つのタイプに分けて分析します。
3つのアタッチメントタイプ
私たちは無意識のうちのアタッチメント行動をしていますが、その行動は大きく分けると3つのタイプに分かれます。
それが先ほども解説した
- 安定型
- 不安定型
- 回避型
の3種類。
という訳で、それぞれのタイプを詳しく解説していきます。
安定型(S型)
安定型(Sタイプ)は相手と親密になることを自然に感じられる人。
「親密になりたい」と素直に感じるし、親密になることを望んで行動をするので、下手な駆け引きをしたり、相手の行動に振り回されたりすることがありません。
愛情表現も自然にでき、親しくなりたい人とはどんどん仲良くなっていきます。
恋愛に依存することもなく、プライベートやその他の人との関わりなどもバランスよく行動できる人です。
一言でいうと、恋愛に関しては優等生ということですね。
不安型 (N型)
不安定型(N型)は相手と親密になることが不可欠で、相手に夢中になりやすい人。
私生活の中でも、仕事やプライベートを多少犠牲にしてでも、相手のことを優先してしまう依存タイプです。
あなたの周りにこんな人っていませんか?
- 恋愛するたびに心配事ばかりで疲れてる
- LINEの返信がないと不安で仕方ない
- いつも彼氏(彼女)が最優先で振り回されがち
こういった特徴がある人は不安定型(N型)の可能性が高いです。
回避型(V型)
回避型(V型)は親密になることを避ける特徴があり、たとえ相手が好きな人でも、一定の距離感を保っておきたいと考えます。
相手との距離感が縮まりすぎると息苦しくなってしまう人や、
- 付き合い出したら急に冷たくなる
- ベタベタするのが嫌い
- 同棲するのは嫌、せめて寝室は分けたい
- 問題解決のための話し合いが苦手
- 自分のことは自分でやる。自立が大事。
という考えの人は回避型の可能性が高いです。
この本の中では「孤独な旅人」と表現されています。
例を挙げてイメージを深めよう!
「アタッチメント行動」と「アタッチメントの3つのタイプ」を解説したところで、よりイメージを深めるために例を挙げてみましょう。
あなたが気になっている異性のAさんが「回避型」の人だとしましょう。
そしてあなたは「安定型」です。
Aさんと親密になろうと連絡を取り合ったり、適度に食事に誘った結果、2人は打ち解けて親密な関係になりました。
しかし、それ以降はあまり距離を縮めようとせず、逆に少し距離を取られるようになりました。
「Aさんは自分のことを嫌いになったの?」
普通はこんな風に考えてしまいますが、これは回避型にとっては当たり前の行動。
Aさんもあなたに好意を寄せているのですが、回避型なので「より親密になって傷つく可能性」を回避しようとしているのです。
こんな時、あなたがAさんのことを「回避型だ」と判断することができれば、適度な距離を保つことができますよね?
回避型は磁石のS極とS極を近づけた時のように、近づこうとすればするほど距離を取ろうとします。
もしも正式にお付き合いするようになったとしたら、回避型だと十分理解した上で「常に相手を安心させる」ことを心掛ければ良好な関係を深めることができるでしょう。
【感想】回避型の人には特におすすめ!
3つのアタッチメントタイプの中で、筆者は典型的なVタイプ。
一人の時間が必要で、いくら好きな人といってもずっと同じ空間にいると息が詰まる感じがしていました。
彼女は欲しいけど、ずっとベッタリになって自分の時間やエネルギーが奪われるのは嫌。
同棲なんて絶対に無理だと思っていました。
なので、距離が近づいてきたなと感じると、自然と一定の距離をとるよるのが毎回のパターン。
依存されるのが嫌というか、相手の気持ちが重くなると、それがすごく負担になってストレスを感じていました。
そして、そんなことばかり繰り返しているうちに、自分は恋愛不適合者なんじゃないか?と真剣に悩むようになっていました。
「たぶん、自分はこんな変な性格だから一生恋人はできないんだろうな・・。」
そう思っていた時に出会ったのが「異性の心を上手に透視する方法」でした。
この本で、自分のように「距離が近づくと離れたくなるタイプがいる」というのが分かってから、かなり気が楽になりました。
そして、自分の特徴が知って性格を矯正していくだけでなく、相手のタイプが分かって、必要以上に振り回されることがなくなりました。
この本に書いてあることは、いつも恋愛で失敗している人には、本当に役に立つと思います。
相手と自分のタイプを知ると恋愛が楽になる
こんな感じで、相手をよく見てアタッチメントタイプを判断できれば、相手の望む行動をとることができます。
「透視する」とまではいかないかもしれませんが、良好な関係を築くきっかけには繋がっていきます。
まずは身近な人のアタッチメントタイプを考えてみてはいかがでしょうか?
もちろん、まずはあなた自身のアタッチメントタイプについて考えることはお忘れなく。
そうすれば、今まで踏み込めなかった人に対して、一歩近づくことができるかもしれません。
「恋愛でいつも同じ失敗ばかりしている・・。」そんな人にこの本は本当におすすめです。
1,000円ちょっとで自分の恋愛グセをしっかりと矯正できますよ。