ミラーリング効果という心理学用語を知っていますか?
これは、無意識に好意を寄せている相手と同じ動作を取ってしまうというものなのですが、この現象を知っておくと恋愛を有利に進めることができます。
ミラーリング効果は相手が自分に対してどれくらい好意を持っているかを調べるのに本当に便利。
異性と食事に行った時などに、自分に心を開いてくれている度合いを簡単に調べることができます。
では、ミラーリング効果はどのように使って、どうやって相手の好意を調べればいいのか?
今回は実体験を交えてその方法をお伝えしていきます。
ミラーリング効果とは
ミラーリング効果とは、好意を持った相手と同じ行動を無意識で行ってしまう現象。
鏡に映ったように同じ行動をするために、ミラーリングという名前がつけられています。
例えばレストランなどで向かい合って食事をしている場合、2人の親密度が高いと、自分がした行動と同じ行動をほぼ同時に相手もとります。
- 自分が飲み物を飲むと相手も同じタイミングで飲み物を飲んだ。
- 自分が頬杖をつくと、相手も同じタイミングで頬杖をついた。
- 自分が背もたれに寄りかかると、相手も同じタイミングで背もたれに寄りかかった。
これらの行動は相手があなたに好意を抱いている証拠。
自分と同じ動作をする時間の差が短ければ短いほど、親密度が高いと言われます。
これは色々な人で試してみると分かりやすいのですが、自分に心を開いていない人(いないと思われる人)は全く動作がシンクロしません。
なので、自分が飲み物を飲んでも相手はそのままだったり、別のことをしていたりします。
それが、自分に心を開いている相手だと、面白いくらいに無意識で自分と同じ行動を取ってくれます。
自分が背もたれに寄りかかれば相手も背もたれに寄りかかり、前に身を乗り出した姿勢になれば相手も身を前に乗り出します。
僕は友達と飲みに行ったりする時にもミラーリング効果を試してみるのですが、お酒が入っていると効果はより分かりやすくなります。
そしてこのミラーリング効果が最も役に立つのは、気になる異性と一緒に食事に行ったりする時。
相手がどれくらい自分とシンクロした動作をするかで、告白のタイミングを測ることができます。
自分の行動とほぼ同時に相手が同じ行動をするようになっていれば告白の成功率はかなり高め。
逆に動作のシンクロが見られなければまだまだ距離を縮めるためのコミュニケーションが必要ということになります。
ミラーリングを逆に利用する方法
人は自分と同じしぐさや動作を行う相手に対して親近感や信頼感を抱きやすくなります。
その証拠に、仲の良い恋人や夫婦を見ると非常に似通った動作をしていることが分かりませんか?
ミラーリングとは親密になりたい相手の動きを鏡写しのように無意識で模倣する動作。
そこで、この現象を逆手にとって親近感を抱かせるという方法もあります。
つまり、相手と同じ行動をあえてとってみる。
こうすることで相手に信頼感を与えることが可能という訳です。
ただ、動作を同じタイミングでそっくりそのまま行ってしまうと相手に気づかれて悪い印象を与えてしまうこともあるので、あまり不自然にやりすぎないように、タイミングをずらしたり、左右非対称にするなどして実践してみましょう。
これが上手くいけば確実に信頼感を得ることができ、最終的には自分が何らかの動作をした時に、相手が無意識に同じような動きをするクロスミラーリングという現象が起きるようになってきます。
この状況になると相手はかなり気を許してくれているので、一歩踏み込んだ会話も可能になります。
さらにここまでくれば、自分が胸を開いたり腰を伸ばすなどのリラックスした動作をすることで、相手にそれを模倣させて相手もリラックスさせて警戒心を解くことも可能になります。
まとめ
ミラーリングを逆に利用して信頼感を得るという方法は少し難しいかもしれませんが、相手が自分に心を開いているかどうかを知るという意味では本当にミラーリングは役に立ちます。
異性と一緒にお酒を飲みに行った際には、終盤にわざと背もたれに寄りかかってみて、相手がどれくらいの時間で自分と同じ動作をするかを見ていればいい訳です。
ほとんど同時だったり、少しして相手が同じ体勢になったらかなり脈があるという証拠。
自信を持って深く踏み込んだ会話をしてみましょう。
あと、相手の手のひらやつま先も警戒心を判断するポイント。
気を許した相手には手のひらを見せたり、つま先の方向がちゃんと向いていたりしますが、警戒していれば手のひらを隠したり、逃げられるようにつま先が自分とは別の方向に向いているはずです。
相手の心理が読めれば(予想できれば)、ビジネスや恋愛の場でとても有利に話を進めることができます。
なので、今日からミラーリング効果を意識しながら過ごしてみてください。
自分と信頼関係を築けている相手と過ごせば面白いくらいに動作がシンクロすることが分かるはずです。